個人事業主や起業家がセミナーで講師に言われても達成できない原因とは


この記事は、起業家セミナーや起業塾に参加して、講師の方に「決めれば叶います!」と、促され「私は月収100万円を稼ぎますっ!」と言ってしまったけど、目標が達成できずに苦々しい思いをされている方にお薦めの記事です。

起業家セミナーの講師が「いくら稼ぎたいですか?」と聞く理由


答えは主に2つ。

 

1つは、自分のビジネスコンサルティングやさらにアップグレードな講座を購入して欲しいから。

 

 

私も経験がありますが、そこそこ大人になっていると「あまり法外な金額は口にするのが恥ずかしい」と、言う感覚があります。

 

 

長い人生の中で自分の力量やら、必要な生活費など「身の丈にあった金額」を握っています。

 

 

それよりも「少しだけ」余裕のある数字を「まぁ、これくら稼げたら幸せかな?」と善良な?小市民的な金額を口にすると思います。

 

 

過去、その手のセミナーで聞いた1番低い数字は「月で3万円が稼げたら・・・」

 

 

仮にバックエンドのコンサル料が30万円だったとしても「確実に毎月3万円」入るようになったら・・・

 

 

10ヶ月でコンサル代は回収できて、11ヶ月目からはずっとプラスで増えていく!

 

 

そう考えたら「月収3万円」は、そんなに悪い数字ではないです。

 

 

が、そんな「等身大の手の届きそう」だけど「現状ではちょっと無理」な数字は却下されます。

 

 

最終的には夢を大きく持たされて・・・例えば、よく聞く「月収7桁(100万超え)」を言ってしまった人を私は何人も見ています。

 

 

 

頑張れば捻出できるかもしれない金額では意味がない、カラクリがそこにあります。

 

 

「月に7桁稼ぎたい」=しかし、やり方が全く分からない!

↑この状態が大事です。

 

 

「だから、私の教える手法があなたには絶対に必要なんです!!」

↑このセリフに思わず納得した場合のあなたの脳内は・・・

 

 

「このコンサルさんの言うことを聞いていればそうなれる!」になります。

 

 

が、欲に目が眩んだ状態で考えることを止めて「盲信」するのは危険な境地です。

 

 

これは高額な自己啓発系のセミナーでも同じ。

 

 

支払った金額の大きさ=信じさせてください!のモードになるから。

 

 

起業セミナーや起業塾で「あなたはいくら欲しいですか?」と聞いて「身の丈を超えた金額を言わす」のは・・・

 

 

その先に、「だったら私のこのやり方が絶対!」の高額な商品を売るための布石(呼び水)。

(の、可能性が高いです)

 

口にすれば叶う!?でも目標達成できない原因とは


起業家セミナーで大半の講師の方が、初対面のあなたに「いくら(お金が)欲しいですか?」と、聞く2つ目の理由は・・・

 

 

目標を具体的に認識させるため。

 

 

「起業して幸せになりたいです」より「月に〇〇円を稼ぎたいです」の方が目標が明確化しており、そのための行動がしやすくなるから。

 

 

これはとても筋の通った問いかけです。

 

しかし、それでも目標に到達できない人はたくさんいらっしゃいます。

 

「叶うは”口”に”十”と書く」だから「目標や願望は口に出して言いなさい」と。

けど、叶いません。

 

 

それは何故か?

 

 

答え:その目標を達成させたい理由やその目標が達成された先の幸せな未来が描けてないから。見えてないから。

 

 

例えば、言葉も話せない年齢の赤ちゃんとコミュニケーションを取る方法として「ベビーサイン」と、言うのがあります。

 

これを広めたい!と、言う女性のパターン。

 

子育て中にこの講座に参加したら、泣くだけしかできなかった赤ちゃんと意思疎通ができるようになり、以後、育児がとても楽で楽しいものになった!

 

 

こんな原体験があり、これを仕事にしようと思いました。

 

日常レベルの思考で考えると・・・・

・赤ちゃんとコミュニケーションできるようになると子育てが楽!

・子育てを楽しめるママが増えたら良いな。

・過去の私のように大変だったママを救いたい。

 

 

日常レベルの思考だとこんな感じでしょうか。

 

で、このあたりで「月にいくら欲しい(稼ぎたい)です」と、言っても(言わされても)・・・薄いです。

 

 

ではどうするか?

 

 

本当はもっと深い部分で色々と感じているんです。

考えているし、想っているし。

 

 

日常レベルの思考で止まってないで、もっと深く、その奥に落ちている想いや考えを拾って、繋いで1つの形にする。

 

 

それがビジョンだったり、コンセプトだったり、その人の基本になったり、軸に通じる部分です。

 

 

それを私は「土台」と呼んでいます。

 

 

この土台があってこその「欲しい金額」であり、「お客様選定」だったり「商品作成」なんだと。

 

起業を成功に導く目標達成が可能になるビジョンとは


赤ちゃんとのコミュニケーションを可能にする『ベビーサイン』を例に取ります。

 

・赤ちゃんとコミュニケーションできるようになると子育てが楽!

・子育てを楽しめるママが増えたら良いな。

・過去の私のように大変だったママを救いたい。

 

【↑ここまでは、日常レベルの思考】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【↓ここからは、そこの下にある言葉にできてない思考】

 

・ママだけでなくパパも赤ちゃんと意思疎通が可能になる。

・パパも子供と通じ合えることで育児が楽しくなる。

・孤独なワンオペ育児からママも解放される。

・夫婦でチームになって子育て。夫婦円満。

・両親の愛を目一杯受けた幸せな子供が増える。

・不登校とかいじめも減る。

・親子・夫婦のコミュニケーションも良好。

・子供のやりたいことを応援できる。

・自己肯定感も高く、自分で人生を切り拓ける子が増える。

・自分らしい人生を歩める素敵な大人が増える。

・下を向いている人が多い今の日本。

上を向く人が増えて、日本がまた元気になる。

 

 

と、ここまで「ベビーサイン」からイメージが広げられたらそれがビジョンになるでしょ。

 

 

そした、そんな素敵な未来のために自分は動くんだし、頑張るんだし!

 

 

だったら、それを届けたい人はどんな人で、どういう媒体を使って発信したら届くのかな?で集客だってスタートするし。

 

 

こんな感じのビジネスの土台部分をまず作る。

 

 

そこから派生して、「自分はいくら欲しいです」と、なるのなら、それは達成可能な金額かと。

 

 

 

『日本の元気を取り戻せる1つのツールとして私はベビーサインで起業し、その活動を広めるために月に〇〇円の売り上げを目標に設定しました』

 

 

 

地味だけど、起業を成功させるには必須です。

 

 

それをせずに「やり方」ばかりを追うから途中で失速したり、迷子になったりするんです。

 

 

あなたの起業を心から応援しています!

一緒に頑張ろ。